つい先日、いよいよ開幕となりました「ロンドンオリンピック2012」。
もうご覧になられましたか?
今回のブログではオリンピック競技について・・・ではなく、
「オリンピックとジュエリー」
というこの一見交わらなそうな2つのジャンルから、
ひとつ嬉しいニュースをお届けしたいと思います。
厳しい競争のうえ、選手がついに手にしてゆく金・銀・銅のメダル。
実は今回のロンドンオリンピックとパラリンピックのメダルは、
どちらも英国のジュエリーデザイナーが手掛けているのです!

オリンピックメダル(右)はDavid Watkins(デイヴィッド・ワトキンス)、
パラリンピックメダル(左)はLin Cheung(リン・チャン)によるもの。
特に注目したいのが、過去にギャラリードゥポワソンでも2度個展を開催した
イギリスのコンテンポラリージュエリー作家、Lin Cheungです。
Lin Cheung
ロンドン芸術大学のセントマーチンズで上級講師もしているLinですが、
100人を超えるアーティスト/デザイナーの応募の中から6名のみが最終選考に残り、
そこでアイデアを発現させるよう依頼を受け、見事受賞者に選ばれました。
メダルのモデルは、大英博物館の有名な石膏像、ニーケーの勝利の女神。
"本物"という要素と、五輪の精神とのつながりを含ませたかったというLinは、
メダルの表面にも描写されているよう、"勝利の女神"からインスピレーションを得てデザイン。
ニーケーの石膏像の胸部辺りの型を取り、それを重ね合わせています。
裏側はオリンピックスタジアムへと導いてくれるであろう女神の翼を、
想像上でクロースアップしてイメージし、飛躍、強さ、そして軽さを表現した大胆なテクスチャに。

是非このメダルにも注目し、ロンドンオリンピック&パラリンピック2012を皆さんで楽しみましょう。
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